おセンチなの

『銀河ヒッチハイクガイド』が読みたくて、アーマーゾーンに行ったら品切れだったのが数ヶ月前。ずっと張り付いてても一向に入荷しないのでこりゃもう絶版ですかと思いつつ、ものはためしと本屋に行ったらあっけなく見つかった。

書は捨てなくても街へは出た方が良い。

そのまま何の気なしにアメリカ文学コーナーを見やると、なんとケルアックの『路上』が装いも新たに『オン・ザ・ロード』となって絶賛平積み中。そのまま視線を上にやると棚には今度はケン・キージーの『カッコーの巣の上で』が収まっていた。

いずれも15年以上もほったらかしの、心の忘れ物。

懐具合だけはホーボー並みだったので見送ったが、こう云う符合と云うか象徴的なああだこうだには、おいちゃんすこぶる弱いんだよ。こりゃ参ったね。

関係ないけど、こないだアマゾンからヨメの荷物が届いて、「アマゾンだー」と口に出したのを聞いてた2歳10ヶ月の息子が「アーマーゾーン」と叫んで両の腕の組んだり広げたりを繰り返したのは父の英才教育のたまものである。