RESTとABDつづき
おっ、スターが付いたぞ。てな訳でもうちょっと書く。大した話じゃないんだけど。
RESTって、「そもそもURIってのはユニバーサルにリソースをアイデンティファイするものだよね」とか、「そもそもHTTPメソッドってのはそれぞれ意味があるのに、何故か皆POSTでゴーンってリソースのスコープ情報送って単にGETだけとかしてるよね」とか「レスポンスコードがあるのに、200で返してボディにエラーメッセージ書いたりしてるよね」とか、そういうのをやめて、兎に角HTTPのそもそもに立ち返って、それを使い尽くそうって話じゃないですか。
で、ABDって、「そもそもリレーションってのはドメインとドメインの組み合わせというか関連の事だよね」って話に立ち返って、じゃあその考えをリレーション同士のリレーションシップに適用した訳ですよ。リレーショナル理論のそもそもに立ち返って、それを使い尽くそうとしてるように思える。
ここらへんは前に書いてた。
http://d.hatena.ne.jp/rokugen/20060210#1139497688
両方とも、それまであった基本に立ち返ってるんだけど、それがとても急進的な考えになってる。
それがradical(根源的・急進的)だと思った訳です。
「そもそもさー」って薀蓄は知識があれば誰でも披露出来るし、聞いてる方も頭がほぐれて「へー」って面白く聞けるんだけど、じゃあそれを形にしようかってなるとやっぱり大変だと思う。それまでの慣例・通例をひっくり返す事になるから。価値の逆転だよね。
そんな所がとてもニーチェ的だと思う。ってのは蛇足で。
特にこう云う話って飲み会で出る事が多くて、酔っ払ってるって事もあって、結局その場限りになりがちじゃないですか。
俺の知り合いの知り合いに、日本酒を作ってる人が居て、俺の知り合いと飲み屋で「熱燗に最適化した日本酒を作ったら面白いよね、おーそりゃ漢だね、じゃあ銘はタクシードライバーで」てな話題で盛り上がったそうで、その後なんと本当にタクシードライバーは完成したのでした。
http://ma2ya.shop-pro.jp/?pid=3285065
その知り合いの知り合いの方の言葉、「飲み会での話題をそれだけで終わらせないのがポリシーです」っていうのがかっこよかった。うろ覚えなんだけど。
酔っ払って与太ばっかり云って終わってる自分の無力さを思い知りましたね。
てな塩梅で、RESTとABDとタクシードライバーが俺脳内でつながった次第です。