やっぱり請求ステータスにしました
まだ請求は続く。こう云った件では大先輩の岡君に、フラグ持てフラグ!明細に!と云われたので、「請求済」「未請求」を管理するステータス、これを最新請求締め日と売上計上日で都度判断するのをやめて、売上明細に導出属性として持つ事にする。
実はこのステータス、売上にはなかったんだけど、出荷明細には実装済みだった。忘れてた。何故出荷明細なのかは担当じゃなかったので謎だが、多分恐らく、画面構成上、出荷基準の売上計上の場合、殆ど売上明細データは画面に表示される事がないからだと思われる。訂正も無いし。モノが実際出荷してますからな、バーコードで読み込んでるし。
何故元、赤、黒で請求されたりされなかったりが起こり得るのに、それよりメッシュが粗い出荷にこのステータスが持てるかと云うと、最新の黒が訂正可能かどうかの判断にしか使ってなかったからである(下記参照)。訂正時に元伝が請求済かどうかは、締め日と計上日の兼ね合いで判断してたみたいなのである。みたいなのである、ってのは、作ったのは俺ではないと云いたいのである。
割とうるさ方のお客様だったので、画面で見えるようにって事でこうなったんだろうが、基本的にこのステータスは業務要件でなくシステム要件だから、表に出なくても構わないと思う。だから売上明細にもつのがやはり正しい。
話は戻って、ステータスとして考えられるのは
- 未請求
- 請求済
- 消込中
- 消込済
って所だろうか。「消込中」ってのは部分消込の事である。これをステータスで管理しないと後でえらい苦労する事になる、らしい。こうなると「請求ステータス」と云うより、「売上ステータス」と云った方が正確かも知れない。各ステータスのセキュリティモデルは以下。
- 未請求、請求済
- 訂正(赤黒)でも削除(赤のみ)でもなんでもやって
- 消込中、消込済
- いじっちゃダメ、絶対
消し込んだらダメ絶対とするのは、以前の案件が全ての計上行為と同時に会計仕訳を起こす必要があったからである。何故なら、会計締めに関係なく、最新の状態で補助元帳や仕訳日記帳と云った帳票を出してと云われたからである。
補助元帳には、消込対象勘定に関しては消込金額と残も出さねばならず、よって消込情報は、売上明細や仕入明細でなく、仕訳明細に紐付いていた。当然偉い件数になり、重たくて重たくて、SQLのチューニングに気合が入ったもんじゃ。
そうそうダメ絶対の話。売上の場合、「売掛金/売上」の会計仕訳まで起こす必要があり、よって必然的に消込時にも「仮受金/売掛金」の振替伝票を作る事になり、それを訂正とか云うと一体どう云う事になるのか途方に暮れてしまうからダメ、絶対としたのだ。
業務上もほぼそれで間違いはなく、仮に取引先の入金が済み、消込が終了した売上に間違いが発覚した際は取引先に一報を入れて、新規に受注明細から起こす事になった。ここまでのミスは利用者さんに苦労して貰っても良いだろう。
で、一般的な販売システムを考えた時、売上にしろ入金にしろ、計上タイミングで何も仕訳まで起こさなくても良い場合もある訳である。そうなると消込の考え方も、振替伝票だのから解放される訳で、もうちょっと利用者にとってフレキシボーなシステムになるのではないか。今までやって来た案件、全部仕訳は都度起こしだったので知らんのだ。次はそれを考えてみよう。