修正してやる!入金編 巻之四
取り敢えず、仕訳同時生成バージョンはオッケーって事でいいんじゃないでしょか。次はこれだ。
仕訳は月次でまとめてどーんバージョン
まとめてどーんの場合の入金テーブルのカラムを再確認。
- 入金ID
- 得意先ID
- 入金日
- 入金区分(現金・手形・債務振替のどれか)
- 金額(実際に消し込みに使う金額、即ち仮受金)
- 手数料
- 税コード
- 手数料税額
だがしかし、前回請求がらみなどなどで、入金テーブルも赤黒管理をした方がイイと云う事になったので、ここでもカラムを追加しよう。
- 入金ID
- (もろもろ省略)
- 赤黒区分 ← 追加しました
で、まとめてどーんは、手数料とか入金テーブルで把握してるし、貸方側は仮受金のみしか対象としないとこないだお客様に確認を取ったので、仕訳との関連は取り敢えず要らない、としておこう。よって、仕訳ソースNoは無し。
なるたけ仕訳との分離を考えてみる。
ではやってみよう。御馴染み1234様から4/1に現金で1000円入金、振り込み手数料が税込210円とする。税コードは売上外税を指定。まとめてどーんは未収入金・立替金は対象外って事になってましたな、ここでは。
なので、インスタンスと云うか行はこんな感じ。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 手数料 税コード 税額 赤黒 --- ------ ------ ----- ------ ------- -------- ----- ----- 001 1234 04/01 現金 1000円 200円 売外 10円 黒
で、もう会計締めちゃおうか。いきなりタイトな所から始める。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 手数料 税コード 税額 赤黒 --- ------ ------ ----- ------ ------- -------- ----- ----- 001 1234 04/01 現金 1000円 200円 売外 10円 黒 仕訳テーブル 伝票番号 行 計上日 貸借 勘定 金額 税CD -------- -- ------ ---- ----------- ------- ------ 0401001 1 04/01 D 当座預金 790円 対象外 0401001 2 04/01 D 受取手数料 200円 売外 0401001 3 04/01 D 仮受消費税 10円 対象外 0401001 4 04/01 C 仮受金 1000円 対象外
余裕です。勿論、他の得意先の入金があれば、全部サマリーされますが、今回は無かった事に。
では、5/6あたりに間違い発覚、締まっちゃったので、得意先に謝って5月側で赤黒を作る事になった。実際の入金額は1500円。レツゴー三万匹。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 手数料 税コード 税額 赤黒 --- ------ ------ ----- ------- ------- -------- ----- ----- 001 1234 04/01 現金 1000円 200円 売外 10円 元 002 1234 05/06 現金 -1000円 -200円 売外 -10円 赤 003 1234 05/06 現金 1500円 200円 売外 10円 黒
では6/4あたりになりまして、5月締めを行おう。ゴーっ。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 手数料 税コード 税額 赤黒 --- ------ ------ ----- ------- ------- -------- ----- ----- 002 1234 05/06 現金 -1000円 -200円 売外 -10円 赤 003 1234 05/06 現金 1500円 200円 売外 10円 黒 仕訳テーブル 伝票番号 行 計上日 貸借 勘定 金額 税CD -------- -- ------ ---- ----------- ------- ------ 0506001 1 05/06 D 当座預金 -790円 対象外 0506001 2 05/06 D 受取手数料 -200円 売外 0506001 3 05/06 D 仮受消費税 -10円 対象外 0506001 4 05/06 C 仮受金 -1000円 対象外 0506002 1 05/06 D 当座預金 1290円 対象外 0506002 2 05/06 D 受取手数料 200円 売外 0506002 3 05/06 D 仮受消費税 10円 対象外 0506002 4 05/06 C 仮受金 1500円 対象外
これで、4月分仮受金合計が1000円、5月分仮受金合計が500円、よって5月締め段階での仮受金残高は見事1500円じゃ。仕訳作りっぱなしで全然オッケー。他の得意先の入金が混じってサマリーされても、500円分増額修正さえ反映されてればいいのでモウマンタイなのである。
で、請求との兼ね合いは、入金テーブルの考え方が仕訳ソースNoが無いと云う点を除いて全く同じなので、巻之三で検証した通りでこの場合も適用可能でしょう。よって、省略!
ふっ、楽勝だったな。昨日苦労したからな。