消費税はめんどくさい、か?

売上、請求の流れでとにかく難儀なのが消費税って話を書きましたが。http://d.hatena.ne.jp/rokugen/20050815#1124087829

で、XEADで検証しててやっぱり一番気になったのはその点で、延々と書いておりますが。

渡辺さんからメールを戴きました。現在財務管理モデルの改修中だそうで、とても楽しみなのです。で、渡辺さんから

仮受消費税は回収時ではなく、売上計上と同時に認識されるべきである

と云うのが会計ルールなのだ、と教えて戴きました。

よくよく考えてみたらそうだよなあ。

消費税って云うのは消費行為に対して課税される訳ですよ。で、掛商売において「消費」って何だろうと考えると、売上計上になりますよね。回収なんか関係ありません。

掛について説明する時によく例として出される、ツケで考えてみると、まとめて払ったら消費税が1円増えたーなんて場合、釈然としません。

まあツケにしたんだからそれくらい払ってよ〜とか云われたら、まあいいかってもんですが、逆に1円減る事もあります。こっちは得するので万々歳ですが、お店からしてみりゃ、ツケにされるわ消費税少なくなるわ、これまた釈然としません。

って事はですよ、今まで請求書に載せてた消費税と云うのは、請求対象となった売上単位の消費税の合算って事でいいんではないでしょか、と。そしたら凄いシンプルになりますよこれは。

まったく当然の話に思えます。

が、今まで関わって来た業務システムで消費税を扱った請求があるもの、全てが請求単位で消費税算定してました。

その内自分がヒアリングに参加したのは1件だけなのですが、その時はお客様からの要望でした。

うーん、悪しき商習慣って奴なんでしょうかねぇ。上手い事お客様に、上記会計ルールを納得して戴ければ良いんですけど。

ただ、売上が「見出し − 明細」形式だった場合は、消費税金額は明細でなくて見出しに持つべきでしょう。明細の売上を合算して、それに対して消費税算定する、と。「消費」が「売上計上」ならば、その単位は見出しですから。

総額表示ルールが施行されてからはこの限りではないのですが、企業間取引では見出し単位で算定する事になっている、はず。

よって、

売掛金 = 売上明細の売上金額合算 + 売上見出しの消費税金額

と出来る訳で、請求書にもこれが載り、取引先の入金も上記売掛金通りになされる訳で、きっちり消込が管理出来る訳で、こりゃシンプルですよ。

次バージョンの財務管理モデルが楽しみです。