修正してやる!入金編 巻之三
えー修正入ると、ソースNo同一なのに計上日が元赤で違っちゃったわい問題。話に続きがありまして。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 仕訳ソースNo キャンセル --- ------ ------ ----- ------ ------------ ---------- 001 1234 04/01 現金 1000円 00001 1 002 1234 05/01 現金 1500円 00002 0 仕訳テーブル 伝票番号 行 計上日 貸借 勘定 金額 税CD 仕訳ソースNo -------- -- ------ ---- ----------- ------- ------ ------------ 0401001 1 04/01 D 当座預金 1790円 対象外 00001 0401001 2 04/01 D 受取手数料 200円 売外 00001 0401001 3 04/01 D 仮受消費税 10円 対象外 00001 0401001 4 04/01 C 仮受金 1000円 対象外 00001 0401001 5 04/01 C 未収入金 800円 対象外 00001 0401001 6 04/01 C 立替金 200円 対象外 00001 0401002 1 05/01 D 当座預金 -1790円 対象外 00001 0401002 2 05/01 D 受取手数料 -200円 売外 00001 0401002 3 05/01 D 仮受消費税 -10円 対象外 00001 0401002 4 05/01 C 仮受金 -1000円 対象外 00001 0401002 5 05/01 C 未収入金 -800円 対象外 00001 0401002 6 05/01 C 立替金 -200円 対象外 00001 0401003 1 05/01 D 当座預金 2290円 対象外 00002 0401003 2 05/01 D 受取手数料 200円 売外 00002 0401003 3 05/01 D 仮受消費税 10円 対象外 00002 0401003 4 05/01 C 仮受金 1500円 対象外 00002 0401003 5 05/01 C 未収入金 800円 対象外 00002 0401003 6 05/01 C 立替金 200円 対象外 00002
こういう場合ね。
仕訳に赤黒区分持とうか、いややめたとかゆってうやむやにしてたが、仕訳に赤黒持つのはやめたとしても、やっぱり入金テーブルは赤黒管理しようかなと思い始めた。
請求対象の売上はどんなんかなー問題で、売上も赤黒管理して居た訳で、仕訳に関わるテーブルに対するシステム全体のポリシーを一貫したものにするためにもここは入金も赤黒管理と行こう。
まずは入金テーブルのカラム変更。
- 入金ID
- (もろもろ省略)
- 仕訳ソースNo
キャンセルフラグ← 無かった事にしてくれ- 赤黒区分 ← 追加しました
実際の所はこう。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 仕訳ソースNo 赤黒 --- ------ ------ ----- ------- ------------ ---- 001 1234 04/01 現金 1000円 00001 元 002 1234 05/01 現金 -1000円 00002 赤 003 1234 05/01 現金 1500円 00003 黒 仕訳テーブル 伝票番号 行 計上日 貸借 勘定 金額 税CD 仕訳ソースNo -------- -- ------ ---- ----------- ------- ------ ------------ 0401001 1 04/01 D 当座預金 1790円 対象外 00001 0401001 2 04/01 D 受取手数料 200円 売外 00001 0401001 3 04/01 D 仮受消費税 10円 対象外 00001 0401001 4 04/01 C 仮受金 1000円 対象外 00001 0401001 5 04/01 C 未収入金 800円 対象外 00001 0401001 6 04/01 C 立替金 200円 対象外 00001 0401002 1 05/01 D 当座預金 -1790円 対象外 00002 0401002 2 05/01 D 受取手数料 -200円 売外 00002 0401002 3 05/01 D 仮受消費税 -10円 対象外 00002 0401002 4 05/01 C 仮受金 -1000円 対象外 00002 0401002 5 05/01 C 未収入金 -800円 対象外 00002 0401002 6 05/01 C 立替金 -200円 対象外 00002 0401003 1 05/01 D 当座預金 2290円 対象外 00003 0401003 2 05/01 D 受取手数料 200円 売外 00003 0401003 3 05/01 D 仮受消費税 10円 対象外 00003 0401003 4 05/01 C 仮受金 1500円 対象外 00003 0401003 5 05/01 C 未収入金 800円 対象外 00003 0401003 6 05/01 C 立替金 200円 対象外 00003
データ量は増えるが、スッキリはするか。
どうせ、月次締めでサマリーで仕訳バージョンでは入金は赤黒管理しないとダメだろうなとは考えていたんだ。
因みに手形テーブルは赤黒管理、要らないでしょう、多分。手形テーブルから仕訳が出来るのは決済時であって、入金時には仕訳には関係しないから。ダメそうだったら亦後で考える。
で、請求に乗せる入金はどう考えたらいいだろう、ってのが次の課題となるわな、そうなると。
入金登録・キャンセル・修正の制約を再度確認する。
- 入金日は、最新会計締め月以前の日付は入れちゃダメ。
- 入金日は、入金して来た得意先の最新請求締め日以前の日付は入れちゃダメ。
- 修正対象の入金の入金日が、その得意先の最新請求締め日以前だったら、修正不可。
- 修正対象の入金の入金日が、最新会計締め月以前の場合は、修正可。
- 消し込み済みもしくは消し込み中の入金は、修正不可。
であるからして。ああだこうだ考える前に、まずは同じ請求期間内での修正・キャンセルを、いってみよう、やってみよう。
まずは新規登録。1234様は20日締めでしたな。現時点での最新請求締め日を4/20とする。4/25日に1000円入金して貰おう。単純に、仮受金のみ。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 仕訳ソースNo 赤黒 --- ------ ------ ----- ------- ------------ ---- 001 1234 04/25 現金 1000円 00001 黒
で、5/10あたりに、修正しちゃおうかなー。もう4月の会計締めは終わっちゃってるけど、最新請求締め日は4/20なので、修正可だ。
あーそうか、締め日が20日とかの場合もこの条件、適用なのか。さっき、前受金の場合である、とか書いちゃったけど、むちゃくちゃレギュラー要件だった。トホホ。
ただし、修正後の入金日に関しては、5/1以降しか指定出来ない。これはお客様にも飲んで貰う。と云うか、お客様からそうしてくれって云われるでしょう。会計締めとは、なかなかでかいイベントなのだ。
てな訳で、5/10付けで1500円に修正する。修正対象として選ばれた入金を黒から元に更新、それの金額をマイナスしたのを赤で作って、画面から入力されたのを新規の黒として登録する。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 仕訳ソースNo 赤黒 --- ------ ------ ----- ------- ------------ ---- 001 1234 04/25 現金 1000円 00001 元 002 1234 05/10 現金 -1000円 00002 赤 003 1234 05/10 現金 1500円 00003 黒
で、請求には最新の黒のみを乗せれば良い。
さて、請求対象の売上はなんじゃろな問題を思い出してみる。請求済み元に対して赤黒切った場合、最新黒だけでなく赤も請求に乗せて、合算すると差額だけが請求に乗るようにしたんだった。その為に売上計上時に、請求対象フラグをセットする方法を取った。ああ既に懐かしい。
入金の場合はどうだろう。
3/20締め請求を出しました、と。当月売上は1200円でした、と。前月請求残は0円とする。前受金もなし。請求書の内容をすんごく単純に表すとこんな感じかな。消費税?何の事?って事にして、今は、御願い。
請求一覧とかそういう帳票のイメージ 月 前月残 入金額 売上金額 請求額 --- -------- ---------- ---------- ---------- 03/20 0円 0円 1200円 1200円
4/1に1000円入金登録しましたー。売上は500円ばかしありましたー。4/20になったので請求書出しましたー。請求期間は3/21〜4/20なので、勿論入金が乗りますがな。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 仕訳ソースNo 赤黒 --- ------ ------ ----- ------- ------------ ---- 001 1234 04/01 現金 1000円 00001 黒 請求一覧とかそういう帳票のイメージ 月 前月残 入金額 売上金額 請求額 --- -------- ---------- ---------- ---------- 04/20 1200円 1000円 500円 700円
さて、入金額間違いちゃったー。あっ、そうか、最新請求締め日以前の入金は修正禁止だった。バカだな俺、なんも考えなくていいんじゃん。
試しに、その条件を無かった事にしてみようか。5/6の1500円入金に修正してみよう。勿論前提は、4/1入金分は間違いに気が付いていて、消し込み処理を行っていなかったものとする。
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 仕訳ソースNo 赤黒 --- ------ ------ ----- ------- ------------ ---- 001 1234 04/01 現金 1000円 00001 元 002 1234 05/06 現金 -1000円 00002 赤 003 1234 05/06 現金 1500円 00003 黒
さて、5/20締めの請求には入金として500円乗せる形にすればいいんだな。あっ、売上と全く事情が一緒じゃんか。請求対象フラグ(うーん、正確には請求書記載対象フラグだが、いいや)を登録時に立てちゃえばいいんだよ。この場合、002と003が双方乗るようにする。合算金額で請求データを作ってやればいい。
- 入金ID
- (もろもろ省略)
- 仕訳ソースNo
キャンセルフラグ← 無かった事になりました- 赤黒区分
- 請求対象フラグ ← 追加しました
入金テーブル ID 得意先 入金日 区分 金額 仕訳ソースNo 赤黒 請求F --- ------ ------ ----- ------- ------------ ---- ----- 001 1234 04/01 現金 1000円 00001 元 対象 ← 請求済み 002 1234 05/06 現金 -1000円 00002 赤 対象 ← 未請求 003 1234 05/06 現金 1500円 00003 黒 対象 ← 未請求
5/20で締めてみよう。都合のいい事に、4/21〜5/20には売上が無かった事にしてしまえ。有ったって大した事ないが、見やすくなるように。
請求一覧とかそういう帳票のイメージ 月 前月残 入金額 売上金額 請求額 --- -------- ---------- ---------- ---------- 05/20 700円 500円 0円 200円
やーたやっとととでーきーたー♪ song by ポッケ ← いってみよう、やってみよう、が壮大なる伏線だったとは!
「手違いのため正確な残が1ヶ月遅れになりましたが御容赦下さい」とか取引先に謝って貰えばこれでいいんじゃないの?
- 修正対象の入金の入金日が、その得意先の最新請求締め日以前だったら、修正不可。
上記条件、廃止でもいけるぜ!しかも、立て付けや制約条件において、売上と入金が見事に相似形、判りやすいかもだぜ。うーおー。
まあお客様が「そんなん、ないない」云ってくれたら、禁止したいわなー本当は。
で、そうなると、次はまた売上と同じく、請求キャンセルの時はどうなるかって話なのだが、それは読んでるあなたへ宿題だ!←うそ。また考えます。うーん。