TQ続き

TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究読了。

第2部以降の話は流し読み。本当は一番読んで欲しい所なんだろうけど。

「思いの窓」の中身はどうでもいい、「思いの窓」と云うものがあると云う事を知って欲しい、なんて気を遣った書き方してるんだけど、著者の方は敬虔な人らしくて端々にそれが出てきてて、まあしょむない事なんでしょうけど、その時点でふーんって流しちゃいたくなる。

でも、手帳の使い方と実例はなかなかエキサイティングですね。電話の通話時間までメモするとか。連絡受けた人が「いやーまいったよ」って返事するのが面白かった。

凄いシステマチックなんだよね。簿記もそうだけど、システマチックな物は無条件にワクワクする。パット・マルティーノの全てのハーモニーをデミニッシュからの派生と捉える理論とか(名前忘れた)。ありゃギターならではだな。

普通、通話時間までメモなんて云うと「そこまでやるかよ!」って思うかも知れないけど、俺は逆に「面白い、やってみたい」と思っちゃった。これが「電話があった事をメモする」だけだとあまりに普通で、逆にそんな面倒くさい事やらないなーと思っちゃうだろうな。手間は後者の方が少ないのに。

コルトレーンで云うなら『ヴィレッジ・ヴァンガード』より『ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン』だよ、とかマイルスなら『アガルタ』より『パンゲア』だよなー、とか「云いたくなる」ような性分の人には、いい手ですね。上手い。実際に聴いてる回数はいずれも前者の方が上なんだけどさーがっはっは。

GTDが人気なのも、43フォルダーとかああ云う目に見えてエクストリームな所が良いんだよなー多分。

そんな訳で、日誌はただいま実行中。荷風みたく食べたものなんかもついでに。