自分で稼いだ金じゃないお客様

今やってる案件の内、お客様が所謂企業ではなくて、お上から支給されるお金で発注なさってるものがあります。以下愚痴。

もう当たり前の受託開発とは全然違う。何が違うって、緊張感がまるで無い。

ベースライン決めますってこっちが緊張感煽ってもダメ。確認事項投げても返事は1ヵ月後とか当たり前。まあ納期ものんびりだからそれはいいんだけど。

毎回の打ち合わせ時はそれなりに真剣に考えてくれる。で、これで決定となった事が、後の打ち合わせで「なんでこんな項目が入ってるんですか」みたいな云い方される。必要だっておっしゃったからです。

その時点その時点で気に入らない点がぶれる。こっちはベースラインを盾にとって「いやそれは」と返すと、「それは研究のセンスがなさすぎです、これは研究目的で使うんですから」と。センスとな!

そりゃセンスなんかないですよ、だからそのセンス溢れる皆様に何度も何度も何度もお話をお聞きして、何度も何度も何度も確認して戴いて、何度も何度も何度も了解を戴いておるのですが。

と云いたい所をじっと我慢の子であった。三分間待つのだぞ。

まあひとつひとつのあれやこれやは、どんな仕事しててもあるだろう愚痴みたいなものですが。もっと本質的な所がどうもイヤンバカンで、こちらも力が入らない。お客様から無理めなご要望戴いていやー大変って愚痴とは全く異なる、正反対な状況で、モチベーションの維持がいやもう難しいったらありゃしない。

で、やっぱり自分で稼いだ金じゃないと、こうなるのかなあ、と思ったりして、社会保険庁のシステムがああだこうだ、むべなるかなと。

高い買い物なんだからもうちょっと、真剣に、なあ・・・・。いや真剣になって貰うってのも仕事の内だと云うのはもう重々承知なのですが。ああ。