UIは正規化しない方がいいと思う

曰く、「データ構造をこれこれこうすれば共通化できるでしょ。そうすると、この画面とこの画面とこの画面と・・・は同じデータを見る事になるんだから、分ける意味が判らない、意味がないでしょ。だから画面をひとつにしろって話でblur blur blur

いやー、それ分けた方がいいと思います。

「えー?じゃあ、この画面とこの画面とこの画面・・・・と、何が違う?」

アクターが違う、ユースケースが違う、サブシステムからして違う、他色々考えるとあれもこれも違ってくると思う。というか、唯一違わないのがデータ構造、ただそれだけ。

そりゃ「出来る限りは」正規化というか共通化した方がいいと思うけど、データが正規化出来るという事実「だけ」を根拠にUIの正規化を正当化するのはおかしい。

稼働し始めると、ユーザーさんからどうせ「フォーカス順はこうした方が」「入力欄の並び順が」「この場合これが必須なので」とか、アクターやユースケースごとにてんでバラバラな要望が噴出する。

画面を共通化しちゃった場合、とにかく条件分岐を入れまくってなんとかするしかない。

そんで、誰がメンテするんだというのがすぐに出来あがる。済みません、思い切り前科があるんです、この話。

「いや、今回は同じ画面にしないといけないんです。この担当の人が、担当じゃない他の画面を見て何も出来ない、というのじゃ困るって要望だから」

これに関しては2つあって。

  • それならさっきあげた、「データが正規化出来るから」ってのを根拠にしなくても、お客様からの強い要望が、が根拠で良いですね。その要望がまずあって、それを実現するためにデータを正規化するというのが筋ですね。
  • というか、その要望は、共通画面一個作れって話じゃなくて、単なる使い勝手の標準化の話ですよね。

まあ・・・・自分が担当してるシステムではないので、上記2点は呑み込みましたが、というかどうでもいい、ほんとどうでもいい。なんでこんな話をしたんだろう、判らない・・・・。

みんな疲れている・・・きっとそうだ・・・。

さて、本文と無関係で唐突で恐縮ですが、コンサルタントの夢というのはどういうものか、よく判った半年でした。